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今日の国実

【128】当世のあたりまえ 庭師編 2024:02:19:10:12:05

この業界は決して華やぐことなく調子づくことなく、
世間様とはちょうどいい関係をいただいておりました。
一年に一度の手入れとお客様との再会は、
積み重ねていく年月、時の長さ、重さみたいなものを感じる至福の時でございました。
鋏の先から伝わる木々の息吹に
【来年】という未来を描くことができていました。



この業界、担い手不足はいうに及ばず、職人の高齢化も加速中。

この先明るいか暗いかと言われりゃ、
一寸先に針先ほどの光も見ることはこの先、ねえんじゃねえかな・・・・・・。
人口減少が空き家の増加に拍車をかけ、
それと托生で庭の木々も悠久の時に、身をゆだねておりやす。
手がけた庭は荒れ放題、精魂込めた松の枝はなりふり構わず伸び放題で
悲しくなりますよ、本当。


庭にかかわって45年、こんな時代が来るとは夢にも思っておりやせんでした。
毎年金のかかる植木や厄介な庭は今や厄介者です。
床屋でも簡単にカットする安い店が流行っているっていうじゃありやせんか。
私もそこら辺の事情はよーく分かっております。
これが当世の当たり前だとわかっちゃいるけど、
寂しいね。


時代は回ると言いますが、私らの技術が廃れないうちに戻ってもらいたいもんです。
最後に職人の老婆心で一言いわせてもらいます。
身近な庭の緑を通して感じる四季や、
さらにその先にある自然の営みや手触り、
匂いみたいなもんをこれから皆さんはどうやって探っていくんでしょうかね?
もう何もかも、無理ってことなんですかね?

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