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KUNIMI JOURNAL

今日の国実

アーカイブ (2025年11月)

驚きの異変


「脱衣所の床からキノコが生えてきたんです。」


家主は深刻な顔で言った。
現場は築30年ほどの木造住宅。


床にキノコが生えているということは、長期間にわたって水が侵入し続けていた証拠だ。
確認のために点検口から床下に入ると、突き出た一本のビスがに目に留まる。


お客様床下写真.jpg



その周辺はわずかに変色していて、明らかな腐食が認められる。


水は浴室から侵入し、このビスを伝って床板にしみこんでいたのだ。




検察の論告


「被告ビスは、浴室内の水を床に伝わせ、床材を腐食させ、キノコまで発生させました!


検察側(現場監督)の主張は明快だった。
確かに、ビスの周辺から流れ出た水の跡は明瞭で、洗面所のキノコは動かぬ証拠のように見える。





弁護側の弁論


「被告ビスは、施工業者によって打ち込まれました」


弁護側(リフォーム技術者)はそう主張した。
しかし詳しく調査を進めるうちに、衝撃の事実が明らかに。


「判事、重大な証拠を発見しました。
このビス――工事に全く関係のない場所に打たれていたんです!


法廷に緊張が走る。
そう、このビスは構造的に何の役割も果たしていない、完全に不要なビスだったのだ。
しかも、浴室という水回りであるにもかかわらず、防水処理は一切施されていない。


「つまり、これは完全な施工不良です。本来、このビスは存在してはいけなかったんです」





参考人キノコの証言


「参考人として、白いキノコを呼びます」


床に生えていたキノコが、証言をする。


「私は、湿度・温度・腐った木材という条件が揃ったから発生しただけです。
ビスも私も、施工不良の被害者なんです」


キノコの存在は、長期間にわたって水が侵入し続けていた動かぬ証拠だった。
不要にビスが打たれ、防水処理もされず、30年間放置された結果が、この白いキノコなのだ。





判決


「本件は、完全な施工不良に起因する。
工事に不要なビスを無造作に打ちこんだ施工者の責任は重大だ」


そして、机を軽く叩いた。


「被告ビスは、そもそもそこに存在すべきではなかった。
よって、ビスを無罪とする。
キノコ君も、同様に無罪。」


真犯人は、不要なビスを打ち込んだ施工業者。
そしてキノコは、30年後に問題の存在を知らせてくれた、無言の告発者だったのだ。






国実女子部からのメッセージ



今回の事件の原因は、手抜き工事と、建物からのメッセージを見逃してきたこと。


浴室の床を踏んだときのふわふわとした違和感や壁に浮かぶわずかな水染み。
それらはすべて、建物からの「助けて」というメッセージでした。
白いキノコは、最後の警告だったのかもしれません。


「なんだか床がふわふわするな」――そんな小さな違和感を、どうか見逃さないでください。
それは、大切な家が発しているSOSかもしれません。


住まいの異常は国実女子部にお任せください。


国実女子部イラスト


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