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KUNIMI JOURNAL

今日の国実

「石風呂」




お風呂が大好きだったという依頼人のお父様が造られたという石で造られたお風呂です。

大きくて手足が悠々と伸ばせて、温泉に入っているような気分になれるこのお風呂。




お父様が亡くなりご家族に残されましたが、大きくてどっしりとしたこの石風呂には

お湯が大量に必要でしかも温めるのにとても時間がかかる
、という難点もありました。





ですが、せっかくお父様が造られた石風呂を壊してしまうのは忍びない...

ということで思案した結果・・・




石風呂の中に浴槽を入れてしまいました。



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一般的な浴槽ではスペースが余るため、隙間を埋め立て縁にタイルを貼り

広々とした空間はそのままに。

写真

お父様の石風呂を生かした新しい浴槽で、周囲に増えたスペースに本やドリンクなどを置いて長風呂を楽しむのもいいなぁ、と一人そんな優雅な時間を想像してしまいました。







「怪しげなボイラー」




暗闇に佇む怪しげなボイラー。



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1998年から2003年に製造され、2010年にはその整備用部品の保有期限を迎え、残す時間をひたすら活躍してくれたボイラーです。






・・・ついにその時が来てしまいました。




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これまで何度となく修理や部品交換を繰り返しながら、30年間、家人とともに信州の寒い冬を乗り越えてきました。




その長い歴史から簡単に忘れ去ることができないように、

こちらのボイラー、簡単に新しいものに替えましょう、

というわけにはいきませんでした・・・。




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一般的なボイラーは水道管から水をひき、ボイラー内で温めてお湯にしてから送る直圧式というものですが、この日立のBS−310型のボイラーは貯湯式ボイラーといって、ボイラー内に常に暖かいお湯を貯めておき、それを循環させながら必要なところでお湯を出すという仕組みになっていました。




それ故、給湯管が床下を通ってお風呂や台所へつながっているのですが、常にお湯が循環しているため凍結防止帯が巻いてありません・・・。

新しい直圧型のボイラーにこの給湯管を使うと冬は凍結して破裂しますし、床下に潜ってそれらすべてに凍結防止帯を巻くのも大変な作業です。




そこで今回、新しいボイラーの設置とともに凍結防止帯の巻いてある新しい給湯管を配管することにしました。

そして、古いものは撤去も大変なので床下に残すことにしました。

しかしそれで終わりではありません。そのまま残すと中に溜まった水が腐敗するなどの問題があるのです。

使わなくなった給湯菅の入り口から圧力をかけ中の水を排水し無事塞ぎ、工事が終了しました。




30年間、お疲れ様でした!









これからどうなるか、を予測しながら対処するって大事なことですね。

ひと昔前に、「想定内」という言葉が流行りましたが、想定内には苦い経験がつきものだと思うのです。それが自分の経験でも人のそれであっても、苦い経験は想像力の肥やしと日々自分に言い聞かせています。




国子

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