実家の相続、はじめの一歩⑧|生前整理・片付けの進め方 親の気持ちを大切に、小さな場所から 2026:10:28:11:01:42
2026.10.28 【コラム】
※写真はイメージです。
「実家の相続、はじめの一歩」第8回。
テーマは生前整理(親御さんが元気なうちに、少しずつ持ち物を整理すること)です。
「片付けて」と言う代わりに、親御さんの気持ちを大切にしながら、一緒に進めるコツをご紹介します。
全10回の予定は、第1回でご紹介しています。
「実家の押し入れ、パンパンだな」「台所に、同じような物がたくさんある」。
帰省のたびに、そんなふうに思ったことはありませんか?
言い出しにくくて、そのままになっている。今回は、そんな方に向けた回です。
急ぐ話ではないので、数か月でも数年でも、ご家庭のペースで。
焦らせるためではなく、はじめの一歩の目安としてお読みください。
結論:主役は親御さん。小さな場所から、一緒に、ゆっくり
- 主役: 決めるのは親御さん。子は、運ぶ・支える・聞く役
- 言葉: 「捨てる」ではなく「残す・使う・手放す」
- 場所: 玄関の靴箱の一段、台所の引き出し一つ。小さな所から
- 思い出の品: 最後で構いません。決めないままでも
- 書類・貴重品: 中身は見ずに、「どこにあるか」だけ一緒に確認
- ペース: 一度に終わらせない。大きな物は、手伝いを頼む手も
なぜ、元気なうちに少しずつなのか
片付けは、思っている以上に体力も気力も使う作業。
元気なうちなら、「これは取っておく」「これは譲る」と、親御さん自身で決められます。
- 自分で決められる: 持ち物の行き先を、ご本人の気持ちで選べる
- 少しずつ進められる: 一日で終わらせず、疲れる前にやめられる
- 先の道が見えやすい: 片付いていると、リフォームや、貸す・売る・壊すといった選択肢を考えやすくなるかもしれません
そうは言っても、「やらなければ」と思う必要はありません。
ご本人にその気があるときに、無理のない範囲で。
親御さんのペースで、「一緒に」進める
「片付けたら?」のひと言に、「まだ元気なのに」と気持ちがこわばることもあります。
切り出し方ひとつで、空気は変わるものです。
そこで、声かけは「片付けて」より「一緒にやってみない?」「手伝わせて」がおすすめです。
決めるのは親御さんで、子は運ぶ、支える、話を聞く役です。
「いらないでしょ」と言いたくなっても、ぐっと飲みこんで。親御さんにとっては、理由のある物かもしれません。
「これ、どんな物だったの?」と尋ねてみると、思い出話が始まるきっかけになるかもしれません。
話の切り出し方で迷ったら、第4回の「実家の話、いつ・どう切り出す?」もどうぞ。
「捨てる」ではなく、「残す・使う・手放す」の3つの箱で
「捨てる」と言われると、なんだか気持ちが重くなるもの。
そこで、持ち物を3つの箱に分けて考えます。
- 残す: これからも、とっておきたい物。使っていなくても、大切な物はここ
- 使う: 今の暮らしで、使っている物
- 手放す: 役目を終えた物。譲る、処分するなど、行き先はあとで考える
- まだ決めない: 迷った物は、無理に決めずここへ
箱は、本物の箱でも、床に広げた紙でも。

※イメージ図です。分け方や進める順番は、ご家庭に合わせて変えて大丈夫です。
小さな場所から、一歩ずつ
最初から家じゅうに手をつけると、すぐ疲れてしまいます。まずは一か所、小さな場所から。
- 場所を選ぶ: 玄関の靴箱の一段、台所の引き出し一つ、押し入れの一段など。選ぶのは親御さん
- 出して見る: 全部出して、3つの箱へ
- 迷ったら: 「まだ決めない」へ。あとで戻っても構いません
- 行き先を話す: 手放す物は、どうするか相談。ごみの出し方は、お住まいの自治体のルールをご確認ください
- 一休み: 終わったら、お茶でも。続きは、また今度
1回は短めに、疲れる前に切り上げる。それくらいがちょうどいいペースです。
思い出の品は、最後でいい
写真、アルバム、手紙、子どもの頃の作品。
思い出の詰まった物は、手に取るたびに手が止まるので、どうしても時間がかかります。
だから、ほかの場所が片付いてからの後回しで構いません。決められなければ、「まだ決めない」のままで。
手を止めて思い出話をする時間も、片付けの一部です。
物を減らすことだけが目的ではありません。親御さんの納得を、いちばん大切に。
貴重品・大事な書類は、「どこにあるか」だけ
通帳、印鑑、保険の書類、家や土地の書類(権利証)。
大事な物ほど、中身を見るより先に、「どこにあるか」を一緒に確認するだけで十分です。
- 確認すること: しまってある場所だけ。「ここにあるからね」と教えてもらえれば
- 見ないこと: 中身や金額は、聞き出さない
- 決めないこと: 相続のことは、この場では決めない
中身の扱いや相続の判断は、ご家庭の事情によって変わるもの。
司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。国実では、提携先をご紹介します。
量が多いとき、大きな家具は、手伝いを頼んでも
大きな家具や重い物、高い所の物は、無理をするとけがのもとになることもあります。
ご家族だけで抱え込む必要はありません。
力仕事の日だけ家族や親戚に手を借りる、量が多くて運び出しが大変なら片付けを専門にしている人に頼む、という手もあります。
国実では、片付けの進め方のご相談を、まずはうかがいます。「まだ何も決まっていない」段階でも、お気軽にどうぞ。
どんな物がどれくらいあるか、どう進めたいかを、お聞かせください。
片付いたあとの、選択肢
物が減ると、家の様子が見えやすくなります。
段差や水まわりを整えて住み続けるなら、リフォーム(第7回でご紹介しました)。
貸す・売るなら、建物の状態や残りの荷物を見ながら考えます。
壊すなら、解体までまとめてご相談いただけます。
どれかを勧めるわけではありません。片付けをするうちに、気持ちが変わることもあるでしょう。
選ぶのは、そのあとでゆっくり。
国実が関われること
- 建物の状態の相談(片付けをしながら気になった、段差・水まわり・寒さなど)
- 窓・玄関ドア・勝手口ドアの交換、部分断熱、水まわりのリフォーム、バリアフリー(段差をなくすなど、暮らしやすくする工事)など
- 片付けのご相談(お話をうかがいます)
- 解体までのご相談
- 提携先のご紹介: 売却・賃貸は不動産会社、手続きは司法書士・税理士などの士業の先生
よくある質問
Q. 親が「まだ早い」「やりたくない」と言います。どうすればいいですか?
A. 無理に進めなくても構いません。まずは、困っていることを聞くところから始めてみてください。
「探し物が多い」「押し入れの上に手が届かない」。そんなご本人の困りごとが、きっかけになることもあります。
Q. どこから始めればいいですか?
A. 小さな場所を一つ、親御さんに選んでもらうのがおすすめ。
玄関の靴箱の一段や台所の引き出し一つなど、すぐ終わりそうな所からどうぞ。
Q. 手放しにくい物は、どうすればいいですか?
A. 「まだ決めない」箱に置いたままで構いません。思い出の品は、最後にゆっくり。
Q. 建物の相談や工事にかかる費用は?
A. 建物の相談や工事の費用は、広さや仕様、傷み具合などで変わるもの。
金額は状況をうかがったうえで、お問い合わせ時にご案内します。
次回の予定
次回の第9回は、『売る・壊すを考えるときの目安』の予定です。タイトルは変わることがあります。
実家のことを、国実に相談できます
佐久市の工務店、株式会社国実(くにみ)では、
実家の建物の相談に加えて、片付け・解体まで、まとめてご相談いただけます。
売却や相続の手続きは、提携先(不動産会社、司法書士・税理士などの士業の先生)をご紹介します。
建物のことで気になる点が出てきたら、ご相談ください。片付けのことも、まずはお話をうかがいます。
建物の内容や費用は、お問い合わせ時にご案内します。まだ何も決まっていない段階でも、大丈夫です。
※この記事は、一般的な説明です。建物・相続・税金・補助制度など、個別の判断は専門家にご確認ください。
あなたのご家庭に合う進め方を示すものではありません。
【お問い合わせ】
株式会社国実
電話: 0267-64-1822
お問い合わせフォーム: https://www.kunimi.co.jp/form/contact.html
対応エリア: 南佐久郡全域(小海町・佐久穂町など)、佐久市、御代田町、小諸市、軽井沢町
佐久市のリフォーム・外壁塗装・新築のご相談は、国実(くにみ)へ
株式会社国実(くにみ)は、佐久市を中心に、小諸市・御代田町・軽井沢町・南佐久郡で、
水まわり・外構・リフォーム・塗装・古民家再生などの工事と、新築のご相談をうかがっています。
お電話: 0267-64-1822
フォーム: お問い合わせはこちら
