実家の相続、はじめの一歩④|実家の話、いつ・どう切り出す? 親子で話すきっかけと進め方 2026:10:20:10:00:00
2026.10.20 【コラム】
「実家の相続、はじめの一歩」第4回です。今回は、実家の話を親子で切り出すきっかけと、進め方をお届けします。
全10回の予定は、第1回でご紹介しています。
実家のことを話したい。でも、どう口にすればいいのか。
そんなふうに、帰省のたびに言葉をのみ込んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事は、親子で実家の話をするための、切り出し方と進め方のヒントです。
決める場ではなく、気持ちを聞く場。そのつもりで読んでみてください。
進めるときは、親御さんの気持ちを最優先に、了承を得ながらにしましょう。
結論:「相続の話」ではなく、「この家のこれから」の話から始める
- きっかけ: 帰省、お盆・お正月、家の気になる所など、自然な場面で
- 言い方: 「どうするの?」ではなく、「どうしたいか聞かせて」
- 進め方: 一度で決めない。聞いて、メモして、また次回
- 決まらなくても大丈夫: 気持ちを聞けただけで、大きな一歩です
なぜ、切り出しにくいのか
親の側には、財産の話を「縁起でもない」「まだ早い」と感じる人もいるかもしれません。
子の側には、「急かすようで気が引ける」という気持ちがあります。
どちらも、自然な気持ちです。
切り出しにくいのは、お互いを思っているから。そう考えると、少し肩の力が抜けませんか。
切り出しのきっかけ
特別な場を用意しなくても、きっかけは日常にあります。
- 帰省したとき、お盆やお正月に家族が集まったとき
- 家の修繕や片付けをしているとき
- ニュースや近所の話を見聞きしたとき
- 実家の気になる所が目に入ったとき
第3回のチェックシートで気づいた建物の話題は、よい入口になります。
「この前、玄関の段差が気になったんだ」といった一言なら、構えずに話せます。
言い方の工夫:そのまま使える言葉
ポイントは、相続ではなく「家のこと」から入ること。
そして、決めさせるのではなく、気持ちを聞くことです。
- 「この家のこれから、のんびり話してみない?」
- 「家で困っていること、ある?」
- 「どうしたいか、聞かせてほしいな」
- 「私も、自分の家のことを考え始めていて」
最後の例は、自分の話から入る形です。「聞き出す」より「一緒に考える」に近づきます。

話すときのコツ
- 一度で決めようとしない
- 親の話をさえぎらない。最後まで聞く
- 話しながら、メモを取る(取っていいか、ひとこと断ってから)
- きょうだいにも、親御さんの了承を得て、話した内容を共有する
- 親の気持ちを、否定しない
- 嫌がるそぶりがあれば、日を改める
とくに、否定しないこと。「それは無理だよ」と返したくなっても、まずは受けとめてみてください。
話したことを残す
話した内容は、家族で共有するメモにしておくと便利です。書くのは、この3つくらいです。
- 親の希望(どう暮らしたいか、家をどうしたいか)
- 困っていること
- 確認すること(あとで調べる、誰かに聞く、など)
これは家族のメモで、法的な効力のある書類ではありません。
書いたメモは親御さんにも見てもらい、共有してよいか確かめましょう。
遺言や家族信託などは、考えるときに専門家へご相談ください。
話し合いで決まらなくても、大丈夫
無理に進めなくて大丈夫です。話が決まらなくても、親の気持ちを聞けただけで十分。
その一回が、次の話し合いにつながります。
よくある質問
Q. 親が話を嫌がったら、どうすればいいですか?
A. 無理に続けず、日を改めましょう。嫌がるのには、気持ちの理由があるのかもしれません。
「また今度、気が向いたときに聞かせてね」と伝えておくだけでも、次につながります。
Q. きょうだいと意見が合わなかったら?
A. まず、それぞれの考えを否定せずに聞き合うことから。
話した内容をメモで共有すると、落ち着いて見直せます。
決めきれないときは、専門家に、自分たちで相談するのも一案です。
Q. 何歳から話すのがよいですか?
A. 年齢で決まるものではありません。早めに話しておくと、ゆっくり考える時間を持てます。
次回の予定
次回の第5回は、『実家の使いみち、4つの選択肢』の予定です。タイトルは変わることがあります。
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佐久市の工務店、株式会社国実(くにみ)では、
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※この記事は、一般的な説明です。
遺言・家族信託・税金など、個別の判断は専門家にご確認ください。
あなたのご家庭に合う進め方を示すものではありません。
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