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KUNIMI JOURNAL

今日の国実

アーカイブ (2026年9月)

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「愛犬が思いっきり走り回れるドッグランを庭に作りたい!」
佐久市内のおしゃれな新築戸建てにお住まいのT様より、そんな嬉しいご依頼をいただきました。


今回は、殺風景だったお庭を、愛犬とご家族が快適に過ごせる緑豊かなドッグランへと生まれ変わらせた施工事例をご紹介します。




【BEFORE】柵がなく、防草シートのみの殺風景なお庭


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ご依頼をいただいた当初のお庭の様子がこちらです。



  • 敷地を囲う柵(フェンス)がないため、このままではワンちゃんを安心して放すことができない状態でした。

  • 地面には防草シートが施工されていましたが、見た目が殺風景で、お庭として十分に活用しきれていないというお悩みがありました。


「せっかくの新築の一戸建てのお庭をもっと有効活用したい、何より愛犬のために安全な遊び場を作りたい」というT様の思いに応えるべく、工事がスタートしました。




【工事のポイント】安全性・耐久性・排水性を高める3つの施工


今回のリフォームでは、単に人工芝を敷くだけでなく、長く快適に使えるための工夫を凝らしています。



  1. 安全なドッグラン用のフェンス設置
    ワンちゃんが敷地外へ飛び出さないよう、お庭の周りに適切なフェンスを設置。安心して遊ばせられるプライベート空間を確保しました。

  2. 防草シートの敷き直しと人工芝の施工
    既存の状況を確認しつつ防草シートを丁寧に敷き直し、その上からクッション性が高く見た目も美しい人工芝を施工しました。雑草の手入れに悩まされることなく、いつでも綺麗な緑をキープできます。

  3. 雨樋の排水対策(集水マスの追加)
    現地調査の際、雨樋からの排水を受ける「集水マス」が設置されていないことが判明しました。そのままでは雨の日に水が溜まってしまうため、追加で集水マスを施工し、しっかりと水はけのよい環境を整えています。




【AFTER】緑の人工芝とウッドデッキが映える、明るいお庭へ大変身!


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工事が無事に完了し、殺風景だったお庭が驚くほど明るく生まれ変わりました!


一面に広がった鮮やかな緑の人工芝に、既存のウッドデッキが美しく映える、とっても素敵なお庭が完成です。
お引渡し後、さっそくワンちゃんが新しいドッグランを嬉しそうに走り回っている姿を見て、私たちスタッフも大変嬉しく思いました。




佐久市での人工芝・ドッグラン・お庭のリフォームなら国実へ


「愛犬のために庭をドッグランにしたい」
「雑草の手入れを楽にして、お庭をキレイに有効活用したい」


株式会社国実では、佐久市・小諸市・南佐久郡を中心に、お客様のライフスタイルやペットに合わせた外構・リフォームをご提案しています。寒冷地特有の気候や水はけのお悩みなども、ぜひお気軽にご相談ください。





▼ 今日の国実では、その他の施工事例や日々のメンテナンス情報も発信中です!

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第二章 スマートシュリンク


幻想の終わり、街の現実、そして守るべきものへの最初の問い。


秋晴の人口増政策は最初こそ勢いがあった。
中央のコンサルを数社集め、金額内容を競わせた。


ゆるキャラ「トドウ君」が作られ、B級グルメ「黒スーツ焼きそば」が誕生し、
移住者補助金や子育て補助金のチラシが街中に貼られた。
有名人を呼んだ講演会は、目ん玉が飛び出るほどの金を使った。


地域おこし協力隊は10人採用されたが、仕事は後から考えるという無謀さだった。
ふるさと納税の返礼品は、町長のサイン入り米袋という奇策にまで至った。


人口を増やすんだ。
全国の街がやってるんだ。
うちもやらなきゃ負けだ。


だが、その"幻想のエンジン"は静かに、しかし確実に空回りし始めていた。


札束で人を集めても、心は集まらなかった。


◼︎ 移住者の早すぎる帰還


補助金目当てで来た移住者は、3ヶ月も経たずに荷物をまとめた。


「すみません、やっぱり前の街の方が......」


秋晴は必死に言った。


「何が不満だ、全部直す!」


移住者は首を振った。


「不満じゃないんです。ただ、戻りたい場所が向こうにあっただけで」


その言葉は、秋晴の胸に深く沈んだ。


◼︎ 協力隊の"暇すぎる日々"


地域おこし協力隊の若者たちは、役場の一角でパソコンを開いたまま固まっていた。


「町長、僕ら...何をすれば?」
「町を盛り上げろ!」
「具体的には...?」
「...祭りをやればいい。そして、それはお前らが考えるんだ」


若者たちは困惑した。町を盛り上げる以前に、町には盛り上がる余地がほとんどなかった。


◼︎町民の"諦めではなく納得"


みどり屋の老人たちは秋晴の政策について話をしていた。


「ゆるキャラ作ったらしいぞ」
「どこも作っとるしな」
「移住者補助金も出すらしい」
「どこもやっとるしな」
「人口増やすってよ」
「日本中減っとるんやから、しゃあないわ」


その声には怒りも期待もなかった。
ただ、人口増は幻想だという"静かな納得"があった。
秋晴はその空気を誤読していた。
町民は諦めてなどいなかった。
ただ、現実を受け入れているだけだった。


◼︎ 秋晴の胸に初めて生まれた"違和感"


ある夜、秋晴は役場の屋上に立っていた。


シャッター通り、空き家、点在する小集落、年20人前後の入学児童。
町の姿はどれだけ旗を振っても変わらなかった。


秋晴はつぶやいた。
「俺は何を守りたいんだ?」


その問いは、これまでの秋晴にはなかったものだった。

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第1章 黒いスーツの町長誕生


ーー不純な動機、諦めの町、曖昧な期待、そして藤堂秋晴52歳の決断ーー


町長選挙の年、街には重たい空気が沈んでいた。


前町長は4期16年。何もしないことが「平和」だと信じているような政治だった。そして、5期目にも立候補した。


商店街の喫茶店「みどりや」では、老人たちが新聞を広げながらボソボソと話していた。


「また前の町長か」
「変わらないよ、何も」
「人は減るし、祭りも消えたし、もうどうにもならん」


その声には怒りではなく、静かな諦めが滲んでいた。何もしなくても人は減る、何をしても人は戻らない。活力が失われ、街はゆっくりと沈んでいく。


そんな空気の中、黒いスーツの男が立候補した。


その男の名は藤堂秋晴(とうどうあきはる)、52歳。かつてこの町をシマとして仕切っていた元ヤクザ。
今は組を抜け、妻と二人で静かに暮らしていた。


妻は選挙に出ると聞いた瞬間、泣きながら反対した。
「秋晴さん...お願いだからやめて。あなたはやっと普通の人になれたのよ」


秋晴は黙ってタバコを吸っていた。だが、そのタバコも酒も立候補を決めた日からピタリとやめた。
「町長になるなら、ケジメつけねえとな」
妻は泣きながら言った。
「そんなケジメ、いらないのに...」


秋晴が立候補を決めた理由は、最初は不純だった。
「前町長が5期目? ふざけんな、あいつの時代はもう終わりだろ」
ただの反発。ただの意地。ただの"元ヤクザの血"が騒いだだけ。


だが街を歩くたび、空き家、シャッター通り、消えた祭り、消えた若者――。


かつて"シマ"だった場所が、まるで骨だけになったように見えた。


「シマが死ねば親分も死ぬ。だったら町ごと立て直すしかねえだろ」


その言葉は、不純な動機の奥に潜んでいた"本気の火種"だった。


秋晴が立候補すると、町民に噂が広がった。
「え、東堂が?」
「町長に?」
「いやいや冗談だろ...」
「...でも、何かやってくれるかもしれん」


その期待は希望というより、"今さら何でもいいから風を入れてくれ"というぼんやりとした願望だった。


人口増・若者定着・新発想の町運営。そんな言葉を聞いても、町民はもう本気で信じてはいなかった。


だが、「何もしない前町長」よりは、「何かやりそうな黒いスーツの男」の方がまだマシに思えた。
それは希望ではなく、"諦めの先にある曖昧な期待"だった。


秋晴には後援者がいた。元建設会社の社長で街の裏も表も知り尽くした男ーー大河原(おおがわら)。
「秋晴、お前しかいねえ。この街を動かせるのはお前だけだ」


大河原は秋晴がタバコをやめたことも、酒を断ったことも知っていた。
「本気だな秋晴」
「当たり前だ。やるなら徹底的にやる」
大河原は笑った。
「よし、俺が後ろで全部支える。お前は前だけ見て走れ」
秋晴は黙ってうなずいた。


就任式の日、役場の玄関前には妙な緊張が漂っていた。
黒塗りの車がゆっくりと停まり、ドアが開く。


降りてきたのは黒いスーツに金のネクタイ、胸元から刺青がのぞく男ーー東堂秋晴。
町民は息をのんだ。


「...本当に町長になっちまったんだな」
「昔はあの人の前を歩くだけで足が震えたのに」
だが、町民の心の奥底には小さな、小さな光が灯っていた。


「もしかしたら...何かやってくれるかもしれん」
それは希望と呼ぶには弱すぎて、諦めと呼ぶには強すぎる奇妙な感情だった。


こうして黒いスーツの町長・東堂秋晴が誕生した。

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