実家の相続、はじめの一歩⑨|売る・壊すを考えるときの目安 4つの行き先を3つの問いで選ぶ 2026:10:29:10:33:45
2026.10.29 【コラム】

※写真はイメージです。
「実家の相続、はじめの一歩」第9回。テーマは、実家を売る・壊すことを考えるときの目安です。
実家の行き先は、大きく分けて「住み続ける・売る・貸す・壊す」の4つ。
どれも、家と暮らしを次へつなぐための手段です。
今回は、わが家に合う行き先を選ぶための3つの問いをご紹介します。
全10回の予定は、第1回でご紹介しています。
「実家、この先どうしよう」。帰省のたびに、ふと考えることはありませんか?
住み続ける、売る、貸す、壊す。選べる道は、思っているより多いものです。
どれを選ぶかは、ご家族しだい。この記事では、選ぶための材料と順番をお届けします。
親御さんが元気なうちに知っておけば、話し合いの場で、きっと役に立つはずです。
結論:3つの問いで、わが家に合う行き先が見えてくる
- スタートの前に: 家族で話す・名義を確かめる
- 問い1|家族が住む・使う予定はある?: ある→「住み続ける」(家の備えを考える)。ない→問い2へ
- 問い2|家と土地を、手元に残す?: 手放す→「売る」(壊す前に、不動産会社へ)。残す→問い3へ
- 問い3|建物を、だれかに使ってもらう?: 使ってもらう→「貸す」(手直しが要るか見てから)。使わない→「壊す」(土地を次の使い方へ)
- 迷ったら: 建物の状態を見てもらう。そのあと、問い3へ戻る
答えに合う道を、ご家族で選んでください。
答えによって、行き先が変わります
問いは3つだけ。上から順にたずねて、答えに合う矢印をたどってみてください。

※イメージ図です。行き先は、ご家庭の事情に合わせて選んでください。
答えが出ない問いがあれば、そこが次に調べること。わかった時点で、続きから進められます。
スタートの前に:家族で話す、名義を確かめる
問いに進む前に、ふたつだけ。
ひとつは名義です。意外と見落としやすいのですが、家と土地が誰の名前になっているかは、決め方に関わることもあります。
確認の手がかりは、家や土地の書類。
第8回でお伝えしたとおり、中身を細かく見るよりも、まず「どこにあるか」から。
もうひとつは、家族の気持ち。兄弟姉妹で、「残したい」「売りたい」と考えが分かれることもあります。
決める前に、まず話すこと。切り出し方は、第4回をどうぞ。
名義や手続きは司法書士、税金は税理士など、専門家の出番です。ご紹介もしています。
問い1:家族が住む・使う予定はある?
親御さんが今も住んでいる、いつか子や孫が住みたいと思っている。
そんな家は「ある」です。
迷いやすいのは、毎日は住まない家。
帰省のときや時々使う場合、思い出の家を家族の手元で使い続けたい場合も、「ある」に入ります。
「ある」なら行き先は「住み続ける」、「ない」なら問い2へ。
問い2:家と土地を、手元に残す?
次は、家と土地を手元に残すかどうか。
「手放す」なら「売る」へ、「残す」なら問い3へ進みます。
迷いやすいのは、「残す」の範囲です。
建物ごと残す形も、建物を壊して土地だけ残す形も、ここでは「残す」に含めます。
問い3:建物を、だれかに使ってもらう?
手元に残す建物を、だれかに使ってもらうかどうか。
「使ってもらう」なら「貸す」、「使わない」なら「壊す」が行き先です。
迷ったら:建物の状態を見てもらう
どちらとも決めにくいときは、建物の状態が判断の材料になります。
築年数だけでは、状態はわかりません。手入れの具合や、これまでの修繕で、同じ年数でも差が出るからです。
気になる所を見て回り、メモや写真に残しておくと、相談のときに役立ちます。
- 屋根や外壁に、ひび割れや浮きはないか
- 天井や壁に、雨のしみのあとはないか
- 床が沈む、傾いている感じはないか
- 台所・お風呂・トイレなど、水まわりの傷みはないか
- 窓やドアが、開け閉めしにくくなっていないか
見た目だけで「もう無理」と決めつけるのも、「まだ大丈夫」と安心するのも早すぎます。
床下や屋根裏など、ご自身では見えない所もあるからです。国実では、建物の状態の相談をうかがいます。
状態がわかったら、もう一度この問いに戻ってみてください。
4つの行き先と、選んだあとにやること
それぞれ、「こんな家に合う」「選んだら、次にやること」「相談先」の3つでまとめました。
住み続ける:暮らしに合わせて、家を整える
住み慣れた家で、これからも暮らす。家族の思い出も、ご近所とのつながりも、続けやすい形です。
合うのは、家族が住む・使う予定のある家です。
選んだら、次は家の備え。
段差、水まわり、冬の寒さなど、これからの暮らしで気になる所を整えていきます(第7回でご紹介しました)。
寒い部屋だけ整える方法は部分断熱のコラムに、窓まわりのことは窓・断熱の記事一覧にまとめています。
相談先は、国実へ。リフォームや断熱など、住み続けるための工事をご相談いただけます。
売る:家と土地を、次に使う人へ引き継ぐ
引き渡したあとは、建物の手入れや管理を、ご家族が担わなくてよくなります。
手放すと決めた家なら、建物つきのまま売る方法も、建物を壊して売る方法もあります。
次にやることは、壊す前に不動産会社へ相談すること。
「壊して更地(建物を壊して、何もない土地にすること)にしたほうが、売りやすいのでは?」
という疑問は、よく浮かびます。
どちらが合うかは、土地の場所や広さ、建物の状態で変わるため、聞いてみないとわかりません。
壊したら元には戻せないので、順番は「相談が先」です。
聞くときは、こんなふうに。
- 「このまま売る場合と、壊して売る場合、どちらが合いますか?」
- 「建物を残したまま売るなら、先に直しておく所はありますか?」
国実は売買の仲介をしませんが、提携先の不動産会社をご紹介します。
売った場合の税金や、使える特例があるかどうかは、税理士や市の窓口へ。
制度の中身は変わることもあります。
貸す:家を活かしながら、手元にも残す
建物を手元に残したまま、だれかに使ってもらう。持ち主は、ご家族のままです。
借りる人が見つかれば、家は使われていきます。
合うのは、手元に残しつつ、だれかに使ってもらいたい家。
建物がまだ使えそうかどうかも、判断の材料になります。
選んだら、手直しが要るかを確かめるのが次の一歩です。
水まわりや床など、貸す前に直しておきたい所はないか、建物の状態から一緒に見ていきましょう。
相談先は、ふたつ。
借りる人を探すのは不動産会社で、ご紹介します。建物の手直しは、国実へどうぞ。
壊す:土地を次の使い方へ
建物を解体して、土地の使い道をあらためて考える方法です。新しく建てる、庭や畑として使う、土地のまま持っておく。
その先も、ご家族で選べます。
合うのは、家と土地は手元に残すけれど、建物はだれも使わない家。
傷みが大きく、直して使うのが難しくなった建物も、ここに入ります。
見積もりの中身を見ることが、選んだあとの最初の仕事。
解体の費用は、ひとつの金額では語れません。主に、この5つで決まります。
- 建物の大きさ: 広いほど、壊す量が増える
- 構造: 木造か鉄骨かなど、建物のつくりで工事の進め方が変わる
- 敷地の条件: 道の広さ、隣の家との距離、高低差など
- 工事車両の入りやすさ: 重機やトラックが近くまで入れるか
- 残っているもの: 家財道具、庭木、物置、ブロック塀など
同じ広さの家でも、条件がちがえば金額も変わります。現地を見たほうが、より実態に近い見積もりが出せます。
相談先は、国実へ。解体まで対応しています。家の中に物が残っているときは、片付けからお引き受けします(第8回もどうぞ)。
壊したあとに新しく建てるご相談も、うかがいます。解体に使える補助制度があるかは、お住まいの市の窓口で確かめてください。
あるかどうかも、条件も、地域によって異なります。
解体の前に、確かめておきたいこと
解体は、始まったら元に戻せない工事です。着工の前に、次のことを確かめておくと安心です。
- 家族みんなに、話はしたか
- 家と土地の名義は、確認できたか
- 売る予定があるなら、不動産会社に先に相談したか
- 家の中の物は、どうするか決めたか
- 見積もりは、何が含まれているか内訳まで聞いたか
- 税金や補助制度は、専門家や市の窓口に聞いたか
わからない項目は、相談のときに、そのまま聞いてください。
選ぶのは、ご家族です
住み続ける、売る、貸す、壊す。どれも、実家を次へつなぐ方法です。
3つの問いを手がかりに、わが家に合う道を選んでみてください。
親御さんが元気なうちに話しておくと、選ぶときの心強い材料になります。
国実が関われること
- 建物の状態の相談(気になる所の見立て、住み続けるための工事の相談)
- 窓・玄関ドア・勝手口ドアの交換、部分断熱、水まわりのリフォーム、
バリアフリー(段差をなくすなど、暮らしやすくする工事)など - 貸す前の手直しの相談
- 解体(壊すときのご相談から、工事まで)と、そのあとの新築のご相談
- 片付けのお引き受け(片付けだけでも大丈夫です)
- 提携先のご紹介: 売却・賃貸は不動産会社、手続きは司法書士・税理士などの士業の先生
よくある質問
Q. 親がまだ住んでいるのに、売る・壊すを考えていいのですか?
A. 考えるだけなら、問題ありません。ただ、決めるのは親御さんです。「もしものとき」を話題にするときは、親御さんの気持ちを大切に。
切り出し方は、第4回をご覧ください。
Q. 売る前に、壊したほうがいいですか?
A. 一概には言えません。土地や建物の条件で変わるため、壊す前に、不動産会社へ相談を。
Q. 解体にかかる費用は?
A. 金額はここでは書けません。建物の大きさや構造、敷地の条件、工事車両の入りやすさ、残っている物などで変わるからです。
現地を見たうえで、お見積もりをご案内します。
Q. 売却も国実に頼めますか?
A. 国実は、売買の仲介を行っていません。提携先の不動産会社をご紹介します。
次回の予定
次回の第10回は、『誰に相談すればいい?』の予定です。タイトルは変わることがあります。
実家のことを、国実に相談できます
佐久市の工務店、株式会社国実(くにみ)です。実家の建物の相談に加えて、片付けから解体まで対応します。
売却や賃貸、相続の手続きは、提携先(不動産会社、司法書士・税理士などの士業の先生)をご紹介します。
「まだ売るか壊すか決めていない」段階でも、そのままで。建物のことで気になる点が出てきたら、ご相談ください。
内容や費用は、お問い合わせ時にご案内します。
※この記事は、一般的な説明です。建物・相続・税金・補助制度など、個別の判断は専門家にご確認ください。
あなたのご家庭に合う進め方を示すものではありません。
【お問い合わせ】
株式会社国実
電話: 0267-64-1822
お問い合わせフォーム: https://www.kunimi.co.jp/form/contact.html
対応エリア: 南佐久郡全域(小海町・佐久穂町など)、佐久市、御代田町、小諸市、軽井沢町
佐久市のリフォーム・外壁塗装・新築のご相談は、国実(くにみ)へ
株式会社国実(くにみ)は、佐久市を中心に、小諸市・御代田町・軽井沢町・南佐久郡で、
水まわり・外構・リフォーム・塗装・古民家再生などの工事と、新築のご相談をうかがっています。
お電話: 0267-64-1822
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