実家の相続、はじめの一歩⑦|住み続ける家の備え 寒さ・段差・水まわり・揺れを、気になる所から 2026:10:27:11:14:16
2026.10.27 【コラム】

※写真はイメージです。
「実家の相続、はじめの一歩」第7回です。
今回のテーマは、親御さんが住み続ける家の備え。
寒さ、段差、水まわり、地震のときの揺れ。
気になる所から、一緒に見ていきます。全10回の予定は、第1回でご紹介しています。
「あの家、冬は寒そうだな」「お風呂の段差、大丈夫かな」。帰省のたびに、ふと思うことはありませんか?
この記事は、不安になるためのものではありません。
今のうちに知っておくと、親御さんの毎日が楽になったり、
この先の選択肢が広がったりするかもしれません。
結論:備えは、気になる所から。順番は決めなくて大丈夫
- 視点: 備えの目的は、親御さんの毎日を楽にすること
- 見る所: 寒さ、段差、水まわり、地震のときの揺れなど、家のなかを歩く道すじに沿って
- 順番: 決まった順番はありません。気になる所から
- 将来: 整えておくと、貸す、売る、子世代が受け継いで住む(住み継ぐ)といった選択肢も、広がる場合があります
- 相談: 一度に全部しなくて大丈夫。小さな気がかりからで構わない
なぜ、相続の前に整えておくのか
住み続ける家の備えは、「相続のため」ではなく、まず「親御さんのため」です。
そのうえで、将来にも効いてくる場合があります。
- 親御さんが楽になる: 寒さや段差が減ると、毎日の動きが楽になる場合があります
- 自分で選べる: 親御さん自身の希望を、直接聞ける
- 将来の選択肢: 建物の状態が整っていると、貸す、売る、子世代が住み継ぐといった道を考えやすくなるかもしれません
相続のあとでも整えられますが、元気なうちなら、ご本人の希望を聞きながら進めやすくなります。
気になる所から、家のなかを歩くように見てみる
ふだんの暮らしで、親御さんが歩く道をたどってみましょう。
玄関から、廊下、居間、水まわり。気になる所があれば、そこが入口です。
- 玄関: ドアの開け閉めや、上がりかまち(玄関の段差)の上り下り
- 廊下・階段: 暗さ、手すりの有無
- 居間・寝室: 冬の寒さ、窓まわりの冷たさ
- トイレ・お風呂・台所: 部屋ごとの温度の差、すべりやすさ、設備の古さ
- 家じゅうの足もと: 地震のときの揺れへの強さ

※イメージ図です。順番や優先を示すものではありません。
寒さ:窓・断熱の備え
冬の寒さは、窓まわりから入ってくる場合があります。
居間や寝室、脱衣所など、親御さんが長くいる部屋から見るのも一案です。
- 窓: 内窓をつける、窓そのものを替える、など
- 玄関ドア・勝手口ドア: 冷気が気になるなら、ドアの交換も一案
- 部分断熱: 家じゅうではなく、寒い部屋だけ整える方法もあります
くわしくは、国実のコラムで。
寒い部屋だけ整える方法は部分断熱のコラム、窓まわりのことは窓・断熱の記事一覧をどうぞ。
使える補助制度がある場合も。時期や条件で変わるため、相談のときに確認します。
段差と手すり:足もとの備え
家のなかの小さな段差は、慣れていても、ふとした拍子につまずく原因になる場合があります。
- 玄関: 上がりかまちの段差。腰かけられる場所や、手すりがあると楽になることも
- 廊下・階段: 暗さや、つかまる場所
- 部屋の境目: ちょっとした敷居(ふすまやドアの下の仕切り)の段差
「全部なくす」必要はありません。毎日通る道で、気になる所だけでも十分です。
水まわり:トイレ・お風呂・台所
水まわりは、毎日使う場所です。古くなってくると、使い勝手や温度の差が気になってきます。
- お風呂・脱衣所: 部屋ごとの温度の差で、体に負担がかかる場合があります
- トイレ: 立ち座りのしやすさ、冬の寒さ
- 台所: 設備の古さ、使い勝手
調子が気になり始めたときに、ご相談いただく形でも大丈夫です。
地震のときの揺れ:家のつくりの備え
地震のときの家の揺れへの強さは、建てられた時期や、これまでの手入れ、増築や改築の有無などで変わります。
年数だけでは決まらない場合があります。
- 気になるきっかけ: 古い家である、増築(建て増し)をした、大きな揺れのあとに壁や床の様子が変わった、など
- 見る場所: 基礎(家を支える土台の部分)や壁、床下、屋根の重さなど
- 進め方: 気がかりな点を、建物の専門家に相談してみる
「うちはどうだろう」と思ったときが、お話しするタイミングです。
耐震診断は、市が委託する業者さんが行います。
診断のあとの耐震補強工事は、国実で対応できます。
市のしくみは、お住まいの自治体の窓口でご確認ください。
相続のあとの選択肢との関係
第5回でご紹介した4つの選択肢(住み続ける・貸す・売る・壊す)のどれを選ぶかは、家族それぞれです。
この記事は、あくまで考えるきっかけとして読んでいただければ。
いまの暮らしを楽にする備えは、将来の道にもつながる場合があります。
- 住み続ける: 親御さんにも、戻ってくる子世代にも、暮らしやすい家に
- 貸す・売る: 建物の状態が整理されていると、話が進めやすくなる場合がある
- 「しばらく住み続けて、数年後にまた考える」: その間の暮らしを、無理なく支える
親御さんの気持ちを、まんなかに
備えの話は、「家が古いから直そう」と切り出すと、親御さんの気持ちに引っかかることがあります。
- 聞く: 「困っていること、ある?」と、まず聞く
- 小さく: 一つの部屋、一つの場所から
- 一緒に: ご本人の暮らし方を、いちばんよく知っているのは、ご本人です
第4回でご紹介した「実家の話の切り出し方」も、あわせてどうぞ。
国実が関われること
- 建物の状態の相談(寒さ、段差、水まわり、地震のときの揺れが気になるときなど)
- 窓・玄関ドア・勝手口ドアの交換、部分断熱、水まわりのリフォーム、バリアフリー(段差をなくすなど、暮らしやすくする工事)など
- 耐震補強工事(耐震診断は、市が委託する業者さんが行います。診断のあとの工事を、国実で担当します)
- 片付け、解体までのご相談
- 提携先のご紹介: 売却・賃貸は不動産会社、手続きは司法書士・税理士などの士業の先生
よくある質問
Q. 親が元気なうちに、工事をしておいた方がいいですか?
A. 一概には言えません。いまの暮らしで困っていることがあるか、ご本人の希望はどうかで変わります。
まずは、困りごとを聞くところから始めてみてください。
Q. どこから手をつければいいですか?
A. 決まった順番はありません。親御さんが毎日使う場所で、気になる所からで大丈夫です。
迷うときは、写真に撮って、ご相談ください。
Q. 工事にかかる費用は?
A. 広さ、仕様、いまの傷み具合などで変わります。状況をうかがったうえで、お問い合わせ時にご案内します。
Q. 補助金は使えますか?
A. 使える制度がある場合もあります。時期や条件で変わるため、相談のときに確認します。
次回の予定
次回の第8回は、『生前整理・片付けの進め方』の予定です。タイトルは変わることがあります。
実家のことを、国実に相談できます
佐久市の工務店、株式会社国実(くにみ)では、実家の建物の相談に加えて、片付け・解体まで、まとめてご相談いただけます。
売却や相続の手続きは、提携先(不動産会社、司法書士・税理士などの士業の先生)をご紹介します。
建物のことで気になる点が出てきたら、ご相談ください。建物の状態について、まずはお話をうかがいます。
内容や費用は、お問い合わせ時にご案内します。まだ何も決まっていない段階でも、大丈夫です。
※この記事は、一般的な説明です。建物・相続・税金・補助制度など、個別の判断は専門家にご確認ください。
あなたのご家庭に合う進め方を示すものではありません。
【お問い合わせ】
株式会社国実
電話: 0267-64-1822
お問い合わせフォーム: https://www.kunimi.co.jp/form/contact.html
対応エリア: 南佐久郡全域(小海町・佐久穂町など)、佐久市、御代田町、小諸市、軽井沢町
佐久市のリフォーム・外壁塗装・新築のご相談は、国実(くにみ)へ
株式会社国実(くにみ)は、佐久市を中心に、小諸市・御代田町・軽井沢町・南佐久郡で、
水まわり・外構・リフォーム・塗装・古民家再生などの工事と、新築のご相談をうかがっています。
お電話: 0267-64-1822
フォーム: お問い合わせはこちら
